今では普通に参加することが出来るチャットですが、最初は登録だけして、会話を覗く程度で、 なかなかチャットの中に入る勇気がもてませんでした。
顔も見えない相手だからか、けっこう悩み相談をしている人もいて、同じような悩みにほっとしたりもしました。
けれど、なんだか覗き見をしているようで、申し訳ない気になり、勇気をもってチャットに参加することにしました。
本当に不思議な世界。
名前も本名ではなく、ハンドルネームで参加します。
なので、変に長い名前があったり、果物や動物、キャラクターの名前をもじっている人もいるので、最初は会話自体も変に感じてしまいました。
でも、慣れてくるとだいたい同じ時間に参加する人もいたりして、チャットの世界での知り合いもだんだんと増えてきます。
会話が楽しくて、また話したいと思ったときは、次の日の時間を約束することもありました。
仲良くなりすぎて、どちらかの嫉妬から、喧嘩っぱくなることも。
なんだかもうひとつの生活の場所が出来たような感じでした。
その中で仲良くなった人に、仕事先の愚痴を聞いてもらい、翌日にはすっきりした気分で出社でき、仕事へ行くことも、 チャットの話題になると考えると、全然苦痛なものでなくなりました。